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高校英語文法 感嘆文・祈願文の話法の転換コツと問題

話法の転換
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今回は感嘆文(What ~!/ How ~!)と祈願文(May ~)の話法の転換についてまとめました。

感嘆文を用いた直接話法を間接話法に書き換えるときは、what/how をそのまま用いる方法と、that 節と副詞を用いて書き換える方法があります。

祈願文は伝達動詞+that節を用いて書き換えます。

例文を確認しながら感嘆文・祈願文の話法の転換のコツを覚えていきましょう。直接話法 → 間接話法への書き換え練習問題もあります。

感嘆文の話法の転換のしかたと例文

感嘆文を用いた直接話法を間接話法に書き換えるには、感嘆文で使われているwhat や how をそのまま用いる方法と、that 節と very や他の副詞などを一緒に用いて書き換える方法があります。

what, how を使った書き換え

「What 主語+動詞 ~!」の感嘆文が使われた直接話法は、【exclaim など伝達動詞+what 主語 動詞~】を使って書き換えられます。

感嘆文で使われる伝達動詞には次のような動詞があります。

say/exclaim(叫ぶ)/cry (out)(叫ぶ)/shout (叫ぶ) /complain(不平を言う)

例文

・She said, “What a beautiful picture this is!”

→ She exclaimed what a beautiful picture that was.

(なんて美しい写真なんでしょう、と彼女は言いました。)

上の例文では exclaimed what ~ を使って間接話法に書き換えられています。

話者の立場から this を that にしています。what 以下の動詞は伝達動詞の時制に合わせて、is を was にしています。

「How 形容詞/副詞 主語+動詞 ~!」の感嘆文が使われた直接話法は、【exclaim など伝達動詞+how 形容詞/副詞 主語+動詞 ~】を使って書き換えられます。使われる伝達動詞は what と同様です。how 以下の語順を変える必要はありませんが、時制や代名詞に注意しましょう。

例文

He said, “How clever I am!”

→ He exclaimed how clever he was.

(彼は自分はなんて賢いのだろう、と叫びました。)

上の例文では exclaimed how ~ を使って間接話法に書き換えられています。

話者の立場から I を he に、how 以下の動詞は is を was にしています。

▼ 直接話法 → 間接話法の基本はコチラ

関連記事:高校英語文法 平叙文の話法の転換コツと問題

that節、very などを使った書き換え

「what 主語+動詞 ~!」「How 形容詞/副詞 主語+動詞 ~!」の感嘆文も、一般的な文同様「say または telll+人+that 主語+動詞~」の形に書き換えることができます。ただし感嘆文のニュアンスを出すために、形容詞や副詞の前に very を入れたり、動詞の直後に with joy, with a sigh, with regret, with delight などを入れることがあります。

例文

・The girl said, “What a beautiful sky it is!”

→ The girl said (with a sigh) that it was a very beautiful sky.

(なんて美しい空なんでしょう、とその女の子が言いました。)

・He said to her, “How beautiful you are!”

→ He told her that she was very beautiful.

(彼女はなんて美しいんだ、と彼が彼女に言いました。)

that 節を用いて間接話法にするときは、感嘆文では文末にあった主語+動詞を that の直後に置くこと、代名詞と動詞を必要に応じて変化させることがポイントです。

祈願文の話法の転換のしかたと例文

祈願文「(May) 主語 + 動詞 (~しますように)」を用いた直接話法の文を間接話法の文に書き換えるには、【prayなど伝達動詞 that 主語+may+動詞 ~】の形にします。感嘆文を間接話法にするときの伝達動詞には、pray (祈る)、wish (願う)、express (表す) などが使われます。

例文

・She said to me, “(May) God bless you.”

→ She prayed that God might bless you.

(神の祝福がありますように、と彼女は祈りました。)

祈願文の書き換えでは may(might)の位置に注意しましょう。上の文では時制の一致で may → might になっています。

(話法の転換問題では伝達動詞が過去形になることが多いので、that 節は might が使われることが多いです。)

感嘆文・祈願文の話法の転換 書き換え問題

問 次の英文の意味がほぼ同じになるように、(      )内に適切な英語を入れなさい。

(1) She said, “What a beautiful picture this is!”

She(      )what a beautiful picture that (      ).

(2) The girl said, “What a beautiful sky it is!”

The girl (      )(      )a sigh that(      )(      )a very beautiful sky.

(3) He said, “How clever I am!”

He exclaimed(      )(      )(      )(      ).

(4) He said to her, “How beautiful you are!”

He(      )(      )that(      )(      )(      )beautiful.

(5) She said , “God bless you.”

She(      )that God(      )bless you.

話法の転換(感嘆文・祈願文)のコツ まとめ

感嘆文、祈願文での話法の転換のしかたを、例文とともに確認してきました。

話法の転換のコツを簡単にまとめました。

感嘆文の話法の転換

・exclaim など伝達動詞+what/how 主語 動詞~

・say/tell 人 [with sigh など]+that 主語 動詞 very 形容詞/副詞~

※ 感嘆文では主語+動詞が文末にあるので、書き換えるときに注意する。

※ what/how、that以下の代名詞、動詞を変化させる。

祈願文の話法の転換

・pray など伝達動詞 that 主語+may (might)+動詞 ~

※ 祈願文では may が文頭になっているか、may が使われていないときもあるので、間接話法での書き換えで注意する。

※伝達動詞が過去形になるとき may は might にする。

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