今回は中学で学習する助動詞のまとめになります。助動詞の意味をまだ全部覚えきれているか自信がないという人は、助動詞の一覧を確認して確認しておきましょう。助動詞の書き換えも、特に私立入試ではよく出題されるところなので、意味とともに覚えておきましょう。
助動詞 一覧
助動詞の意味、書き換えの一覧になります。（書き換えは全く同じ意味になるわけではありません。）
| 助動詞 | 意味 | 書き換え |
|---|---|---|
| can | ～できる(可能)
～してよい(許可) |
(可能) be able to
(許可) may |
| may | ～してよい(許可)
～かもしれない(推量) |
(許可) can |
| will | ～するつもりだ、だろう(未来)
【Will you～?】～してくれませんか(依頼) |
(未来) be going to
(依頼) Please 命令文 |
| must | ～しなければならない(義務)
【must not】～してはいけない(禁止) ～にちがいない(推量) |
(義務) have to
(禁止) Don’t ～
|
| would | 【Would you～?】～してくれませんか
【would like to】～したいのですが |
|
| could | ～できた(可能)
【Could you～?】～してくれませんか |
(可能) be able to |
| shall | 【Shall I ～?】～しましょうか(申し出)
【Shall we ～?】～しましょうか(勧誘) |
(申し出) Do you want me to ～?
(勧誘) Let’s ～/How about ～ing/Why don’t we ～? |
| should | ～すべきだ(義務) | |
| have to | ～しなければならない(義務)
【don’t have to】～する必要はない |
(義務) must
|
| had better | ～した方がいい(忠告) | |
| used to | ～したものだ(過去の習慣) |
*used to のリンク先は高校英語分野になっています。
助動詞を使った例文
いろいろな助動詞を使った例文を見てみましょう。基本的に助動詞の後(連語も)は動詞の原形になります。否定文は助動詞の後に not 、疑問文は主語の前に助動詞を置きます。
※ be going to、be able to は否定文は be動詞の後に not 、疑問文は主語の前にbe動詞を置きます。
※ have to は否定文は don’t/doesn’t/didn’t have to、疑問文は do/does/did +主語+ have to ～? になります。
・He can sing well.（彼は上手に歌える。）
=He is able to sing well.
・I can’t swim fast.（私は早く泳げません。）
= I’m not able to swim fast.
・You can go home early.（早く帰っていいですよ。）
= You may go home early.（早く帰っていいですよ。）
・May I borrow this umbrella?（この傘を借りてもいいですか。）
= Can I borrow this umbrella?
※ Can I ～? の方がカジュアルな表現
・She may not come here.（彼女はここに来ないかもしれません。）
・I will go to Kyoto next week.（来週京都に行くつもりです。）
= I am going to go to Kyoto next week. （来週京都に行く予定です。）
※ be going to は前から決まっている予定
・Will you open the window?（窓を開けてくれませんか。）
= Please open the window.
・They must go there.（彼らはそこへ行かなければならない。）
= They have to go there.
・She must go to bed early.（彼女は早く寝なければならない。）
= She has to go to bed early.
・You must not play catch here.（ここでキャッチボールをしてはいけません。）
=Don’t play catch here.
・He must be hungry.（彼はお腹が空いているに違いない。）
・Would you open the window?（窓を開けてくださいませんか。）
・I would[=I’d] like to see you again.（またあなたにお会いしたいです。）
・I could see the bird.（私はその鳥を見ることができた。）
・Could you take a picture of me?（写真を撮ってもらえますか。）
・Shall I carry your coat?（コートをお持ちしましょうか。）
= Do you want me to carry your coat?
= Would you like me to carry your coat?
・Shall we go shopping?（買い物に行きましょうか。）
= Let’s go shopping.
= How about going shopping?
= Why don’t we go shopping?
・You should get up early. （あなたは早起きするべきです。)
・What should I do?（私は何をすべきですか。）
・We had to go there.（私たちはそこへ行かなければならなかった。）
・You don’t have to go there.（あなたはそこへ行く必要はありません。）
・Does he have to go there?（彼はそこへ行かなければならないのですか。）
・You had better study harder.（あなたはもっと一生懸命勉強した方がいい。）
・I used to go fishing when I was a child. （私は子どもの頃魚を釣りによく行ったものだ。）
【問題編】中学英語 助動詞まとめ
問1 次の日本語の文に合うように、（ ）内に適切な英語を入れなさい。
(1) 彼女は早く家へ帰らなければならなかった。
She（ ）（ ）go home early.
(2) 彼はギターの練習をしなければならない。
He（ ）practice the guitar.
(3) 彼は上手に歌える。
He （ ）（ ）（ ）sing well.
(4) 彼女はその音が聞こえた。I
She （ ）hear the sound.
(5) 塩を取ってくれませんか。
（ ）（ ）pass me the salt?
(6) あなたはそこへ行く必要はありません。
You（ ）（ ）（ ）go there.
(7) コートをお持ちしましょうか。
（ ）（ ）carry your coat?
(8) お名前を伺ってもいいですか。
（ ） （ ）have your name?
(9) 君はもっと英語を勉強するべきだ。
You（ ）study English harder.
(10) お散歩しましょうか。
（ ）（ ）go for a walk?
(11) 彼はお腹が空いているに違いない。
He （ ）（ ）hungry.
(12) 私は子どもの頃よく野球をしたものだ。
I （ ）（ ）play baseball when I was a child.
問2 次の英語の文が同じ意味になるように、（ ）内に適切な英語を入れなさい。
(1) I will move to Tokyo next month.
= I （ ）（ ）（ ）move to Tokyo next month.
(2) She couldn’t run fast.
= She（ ）（ ）（ ）run fast.
(3) You must not run in the halls .
=（ ）run in the halls.
(4) Shall I carry your coat?
= Do you（ ）（ ）（ ）carry your coat?
= Would you（ ）（ ）（ ）carry your coat?
(5) Shall we go to the movies?
=（ ）go to the movies.
= How （ ）（ ）to the movies?
= Why （ ）（ ）（ ）to the movies?
まとめ
中学で学習する代表的な助動詞を見てきましたがいかがでしたか。
助動詞を含む英文を正しく訳せるよう意味を確認し、否定文や疑問文の作り方、他の表現での書き換え方も覚えておきましょう。
