今回は助動詞 ought to の意味・使い方について学習します。
ought to の意味(義務・当然、推量)、過去の表し方、否定文や疑問文の作り方、使い方と例文、should との違いについて確認しておきましょう。
助動詞 ought to の意味・使い方
ought【オート】は助動詞で、常にto + 動詞の原形を伴い、【ought to 動詞の原形】の形で使われます。義務・当然「~すべきだ」「~して当然だ」と、推量「~のはずである」の意味があります。
should との違い
ought to は should と同様、義務・当然・推量の意味があります。ought to を使った方が「~すべき」という意味が少し強まりますが、ほとんど変わりません。
一般的には should の方がよく使われ、should よりはやや強く、must よりは弱くなります。
ought to の過去・否定文・疑問文
ought には過去形がありません。過去の義務・当然、推量を表したければ have + 過去分詞を使います。否定文は ought の直後にnot、疑問文は ought のみ主語の前に置きます。
- 基本形「ought to + 動詞の原形」
- 過去「ought to + have 過去分詞」
- 否定文「ought not [oughtn’t] to + 動詞の原形」
- 疑問文「Ought + 主語 + to 動詞の原形 ~?」
助動詞 ought to の用法と例文
ought to の用法とその例文を確認してみましょう。
助動詞 ought to の用法1. 義務・当然
ought to には「~すべきだ」「~するのが当然だ」という義務・当然の意味があります。【ought to + have 過去分詞】で「~すべきだったのに」という後悔も示します。
- I think he ought to be ashamed of himself.(彼は自分を恥じるべきだと思う。)
- You ought to have been more careful.(君はもっと注意するべきだった[のにしなかった]。)
- You ought not to quit the club.(君は部活をやめるべきではない。)
- Ought I to see a doctor?(僕は医者に診てもらうべきなのですか。)
助動詞 ought to の用法2. 推量
ought to には「~のはずである」という推量の意味があります。
- It ought to rain tomorrow.(明日は雨が降るはずだ。)
- She ought to have been there.(彼女もそこにいるはずだった。)
【問題編】助動詞 ought to の使い方
問 次の日本語の文に合うように、( )内に適切な英語を入れなさい。
(1) 君は部屋を予約するべきです。
You( )( )( )a room.
(2) あなたに相談するべきでした。
I( )( )( )( )with you.
(3) 明日は晴れるはずだ。
It( )( )( )sunny tomorrow.
(4) 君は部活をやめるべきではない。
You ( )( )( )quit the club.
(5) 私は彼女に真実を言うべきですか。
( )( )( )tell her the truth?
まとめ
助動詞 ought to の意味・使い方について学習してきました。「ought + 動詞の原形」ではなく、「ought + to 動詞の原形」と「to」が入ることに注意しましょう。
ought to の意味は、should の義務・当然、推量と意味が似ていますが、義務の意味では ought to の方が強くなります。
過去の意味や否定文・疑問文の作り方にも注意しましょう。ought to の過去は「ought to have 過去分詞」、否定文は「ought not to」、疑問文は「Ought 主語 to ~?」となります。