高校英語 付帯状況の「with+名詞+分詞」まとめと問題

分詞
スポンサーリンク

分詞構文でも付帯状況を表すことがありますが、with+名詞+分詞の形でも表すことがあります。with+名詞+分詞で付帯状況を表すとき、現在分詞と過去分詞のどちらを使うかにも気をつけなければなりません。

with+名詞+分詞で付帯状況を表した英文、現在分詞と過去分詞の見分け方のポイントも学習、問題にチャレンジして理解できたかチェックしてみましょう。

with を使った付帯状況

with+名詞+分詞の形付帯状況を表します。名詞と分詞の関係が能動なら現在分詞、受動なら過去分詞が使われます。

◆分詞構文での付帯状況はこちら↓の記事を。

関連記事:高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方

with+名詞+現在分詞

with+名詞+現在分詞 で「(名詞)が~しながら (名詞)を~させながら、させて」の意味を表します。

・She opened the gift box with her eyes shining.(彼女は目を輝かせてプレゼントの箱を開けた。)

・He read the letter with tears running down his cheeks.(彼は涙を頬に流しながら手紙を読んだ。)

・ He heard the voice with his heart beating.(彼は胸を高鳴らせながらその声を聞いた。)

・I went out with the bath running.(私はお風呂の水を流しっぱなしにしたまま出かけた。)

with+名詞+過去分詞

with+名詞+過去分詞 で「(名詞)が~されながら → (名詞)を~しながら、(名詞)を~して」の意味を表します。

・He sang with his eyes closed.(彼は目を閉じて歌った。)

・He stood with his arms folded.(彼は腕を組んで立っていた。)

・She was sitting on a stool with her legs crossed.(彼女は脚を組んでスツールに座っていた。)

・I slept with the window closed.(私は窓を閉じて眠った。)

現在分詞と過去分詞の使い分け

with+名詞+分詞 の名詞は目的語、分詞は補語であり、目的格の補語となる分詞と同じように考えられます。特に with+名詞+分詞 の付帯状況では体に関係あるものが多いので、意識的な動作か無意識の動作かで分詞を使い分けます。

・名詞+分詞が能動の関係、無意識の動作 → 現在分詞

・名詞+分詞が受動の関係、意識的な動作 → 過去分詞

よく比較されるのが目に関する付帯状況です。

・He sang with his eyes shining.「目を輝かせて」

・He sang with his eyes closed.「目を閉じて」

確かに目を輝かせようと思って、目を輝かせられるものではありません。心臓が高鳴ったり涙が流れるのは、ふつう何らかの感情によって体が反応して起きたことです。しかし目を閉じたり脚を組むのは自分の意思で直接できることです。

◆with+名詞+分詞の分詞の部分でよく出題される動詞

shine, run, wave → 現在分詞が多い

close, fold, cross → 過去分詞が多い

withを用いた付帯状況は分詞以外にも形容詞や副詞、前置詞(句)も使われます。「目を開けて」という場合は with one’s eyes opened ではなく with one’s eyes open が使われます。

【問題編】付帯状況の「with+名詞+分詞」

問 次の(     )内の動詞を現在分詞または過去分詞に変え、日本語に訳しなさい。

(1) She is reading a book with tears (  run  ) .

(2) He was singing with his eyes(  close  ).

(3) Kate stood with her hair(  wave  )in the wind.

(4) The children was listening to the story with their eyes(  shine  ).

(5) She was waiting for me with her arms(  fold  ).

(6) He fall asleep in his car with the engine (  run  ).

まとめ

with を用いた分詞の表現について学習してきました。「with+名詞+分詞」の訳し方、現在分詞と過去分詞の見分け方は理解できたでしょうか。

with+名詞+現在分詞なら「(名詞)を~させて」、with+名詞+過去分詞なら「(名詞)を~して」と訳すと自然な訳になります。

現在分詞と過去分詞のどちらを使うかは、目的語(名詞)と補語(分詞)が能動か受動かで決まりますが、補語(分詞)に使われる動詞によってある程度パターンが決まっています。

タイトルとURLをコピーしました