今回はThere is/are 主語+分詞について学習します。There is/are 主語+分詞の訳し方、現在分詞と過去分詞の使い分けについてマスター、基本が理解できたか最後に問題にもチャレンジしてみましょう。
There is/are 主語+現在分詞
「There is/are 主語+現在分詞」で、「~している(主語)がいる、ある」「(主語)が~している」の意味になります。
・There is a boy reading a book.(少年が本を読んでいる。)
・There were some boys playing soccer.(少年たちがサッカーしていた。)
A boy is reading a book. でも同じ意味ですが、周知の情報でないことをいきなり主語で始めるのは唐突な印象を受けます。There is/are~で始めることで「これから周知の情報でないことを話すよ」という意味になります。日本語の枕詞のような感覚ですね。
なおThere is/are の後の主語は不特定の名詞で、the~ や固有名詞、代名詞は置かれません。
There is/are 主語+過去分詞
「There is/are 主語+過去分詞」で、「~されている(主語)がいる、ある」「(主語)が~されている」の意味になります。(過去分詞は left がよく使われています。)
・There is no time left for us.(我々に残された時間はない。)
・Are there any seats left?(残っている席はありますか。)
現在分詞・過去分詞の使い分け
ア There are many people waiting for the bus.
イ There are many people left in the room.
「There is/are 主語+分詞」の「主語と分詞」の関係によって現在分詞か過去分詞かが決まります。上の文だとアの文はたくさんの人々が待っている(many people are waiting)と能動なので現在分詞に、イの文はたくさんの人々が残されている(many people are left)と受動なので過去分詞になっています。
(アの文は「たくさんの人々がバスを待っている。」イの文は「たくさんの人々が部屋に残されている。」の意味になります。)
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【問題編】There is/are 主語+分詞
問 次の( )内の動詞を現在分詞または過去分詞に変え、日本語に訳しなさい。
(1) There is a girl ( play ) the guitar.
(2) Is there any food( leave )?
(3) There was a boy ( walk )in the park.
(4) There were many people( wait )for the train.
まとめ
There is/are 主語+分詞の文について学習してきました。
主語とその後の動詞の関係によって、現在分詞か過去分詞かが決まります。またThere is/areの文なので、特定の主語(固有名詞、the ~ など)ではこの形を作れないことにも気をつけましょう。