今回は「if +主語+ should ~」と「if +主語+ were to」を使った仮定法未来について学習します。仮定法未来は可能性が低い未来について「もし~だったら…」と表現したいときに使われます。「if +主語+ should ~」と「if +主語+ were to」のポイントを確認、問題にチャレンジしてみましょう。
仮定法未来 should
「if +主語+ should ~」で、「万一 ~ だったら」の意味になります。実現の可能性が低い未来を仮定するときに使われます。
・If I should lose a job, I would be disappointed.(万一仕事を失ったら、がっかりするだろう。)
・If it should rain tomorrow, I will stay at home.(万一明日雨になったら、家にいるだろう。)
・If you should fail, don’t mind.(万一失敗しても、気にするな。)
主節の助動詞は過去形(would, could, might, should)だけでなくwill, can, may、動詞の現在形も使われます。(would より will の方がより実現の可能性が高いです。)主節が命令文や疑問文になることもあります。
下の文のように倒置でも表せます。
・If you should have any questions, please feel free to contact me.
=Should you have any questions, please feel free to contact me.
(万一ご質問ありましたら、遠慮なくご連絡ください。)
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仮定法未来 were to
「if +主語+ were to ~」で、「仮に ~ だったら」の意味になります。「if +主語+ should ~」よりもさらに実現の可能性が低い未来を仮定するときに使われます。
・If I were to win 300 million yen in the lottery, I would buy a mansion with a pool.(仮に宝くじで3億当たったとしたら、僕はプール付きの豪邸を買うだろう。)
・If it were to rain tomorrow, I would stay at home.(仮に明日雨になったら、家にいるだろう。)
・If he were to come again, what would you say to him?(仮に再び彼がやって来たら、君は彼になんて言う?)
直説法との違い
「if+主語+現在形」との違いは、実現の可能性の度合いです。下の3つの文は似たような内容ですが、上の方ほど実際にありえる未来で、下の方ほどありえない未来になります。
・If it is fine tomorrow, we’ll go swimming.(明日晴れている可能性が高く、水泳に行く予定)
・If it should fine tomorrow, we would(/will) go swimming.(万一晴れることがあれば、水泳に行く)
・If it were to fine tomorrow, we would go swimming.(ひどい天気で晴れてる可能性は低いが、もし晴れることがあれば水泳に行く)
【問題編】仮定法未来
問 次の日本文に合うように、( )内に適切な英語を入れなさい。
(1) 万一私が遅れることがあれば、先に始めてください。
If( ) ( ) ( ) late, please go ahead.
(2) 万一明日雨なら、試合は中止だ。
( )it ( )tomorrow, the game will be called off.
(3) 仮に宝くじで3億当たったとしたら、僕はプール付きの豪邸を買うだろう。
I ( )( ) win 300 million yen in the lottery, I would buy a mansion with a pool.
(4) 仮に世界でひとりぼっちになったら、あなたはどうしますか。
What would you do( ) you( )( ) be all alone in the world.
まとめ
should や were to を使った仮定法未来の文について確認してきましたが、いかがでしたか。
実現の可能性が低い未来を表すときは仮定法未来を使い、should より were to の方がさらに実現度が低くなります。特に should を使った仮定法未来の文は倒置でもよく見られ、主節にwill や 命令文が使われることもあります。